【Go to Italy~旅する食するイタリア~】
ご訪問ありがとうございます。イタリア旅のおすすめと、
美味しいものナビゲーションをさせていただいております
イタリア旅ライターのEtsukoです♡
*記事内の文章と画像の無断転用を禁止します。
かつてない静寂のイタリア
観光大国イタリアが、かつてない静寂に包まれています。
2020年2月上旬、
イタリアで発見されたコロナウイルス、正式名称COVID- 19(coronavirus disease 2019)は急速に感染が広がり、特にロンバルディア州、ヴェネト州、エミリア・ロマーニャ州の北部3州に患者数が急増。イタリア経済の中心・ミラノは閉鎖。学校の休校、美術館・博物館も休館。
3月に入り感染は更に拡大し、感染を封じ込めるため、
北部3州に限っていた移動、外出制限を10日には全土に適用。
12日からはレストラン、バール等商業施設の営業禁止。
国民はスーパーマーケット、薬局のみ外出が許される前代未聞な状態に。
普段は観光客が朝から夜まで絶えることのないローマでさえ、人は殆どおらず。
隔離を表す「クアランテーナ」、隔離病院「ラッザレット」
ロンバルディア州で外出制限が始まった頃より、
「隔離」を意味するクアランテーナ(quarantena)を頻繁に聞くようになりました。
Siamo a casa in quarantena.
意味:私達は家で隔離よ(隔離を余儀なくされている)
イタリア語のクアランタ(quaranta)は、40を意味します。
このクアランテーナは、今では「隔離」という意味でイタリア人から使われていますが、
元々は、ペストが流行した14世紀にヴェネツィア共和国がラッザレット・ヌオーヴォ島を
検疫所とし、当時、隔離することが感染を防げることはわかっていたため、
外国から帰国した船はヴェネツィア本島へ着岸せず、船員も商品もすべてラッザレット・ヌオーヴォ島へ降ろし、人は個室の施設へ、商品は倉庫へと運ばれたのでした。
ここで使用されていたのがクアランテーナで、40日間島で隔離されていたのです。
全ての検疫期間が厳格に40日ではなかったよう。
17世紀には英語でもクアランティン(quarantine)と言われ、隔離を意味する言葉となりました。
隔離病院、伝染病院を意味するラッザレット(lazzaretto)は、
現在のクロアチアとドブロブニクにあったラグザ共和国で、1377年当時はヴェネツィアの支配下。その頃、汚染地帯から帰国した船は、入港前に一定期間ラグザで待機をしなければいけませんでした。
ラッザレットは、このラグザの島の名前が由来です。
感染症、消毒などは何て言うの?
感染を防ぐには、うがい、手洗い、消毒液が非常に有効です。
・消毒液は、ディシンフェッタンテ・リクイド(disinfettante liquido)
・消毒したの?と聞きたい時は、
ティ・セイ・ディシンフェッタート? Ti sei disinfettato?
・感染症は、
レピデミア(l’epidemia) *定冠詞がついた読み方
例文:Speriamo che l’epidemia passi presto!
感染症が早く過ぎますように!
・特効薬・対抗薬を、
ランティトド(l’antitodo)、トッカサナ(toccasana)
例文:Non è un toccasana.
特効薬がないのよ。
トイレットペーパーの大量買いが、移動制限の当初イタリアでも起きていました。
・トイレットペーパーのロールを、
ロトロ・デッラ・カルタ・イジエニカ(rotolo della carta igienica)と言い、
例えば7個のトイレットペーパーのロールなら、7 rotoliです。
普段はあまり使用しない単語ばかりですが、知っているといざという時に役立つでしょう。
★イタリア製 ブレスレット[セルッティ1881]
BRACELETS CERRUTI I88I
★「甘くて、にがくて、深い 素顔のローマへ」
著者:水谷 渚子
★「ローマ美食散歩」永遠の都を食べ歩く
地球の歩き方GEM STONE(単行本)
================================
下記サイトにてイタリア国内の旅記事を書かせていただいております。
あわせてご覧くださいませ。
★LINEトラベルjp・ナビゲーター
https://www.travel.co.jp/guide/navigtr/1026/
選りすぐりのイタリア満喫スポット、お土産、郷土料理、ワイナリー、
チーズ工場、アグリツーリズモ等をご紹介中!
★Italia Press-Blogにて【理由はなくてもイタリアが好き♡】
http://etsuko-ciao.italia-giappone.link/
ガイドブックにはないイタリアの穴場な町をご紹介しています。
★Facebookページ【Go to Italy 旅する食するイタリア】
https://www.facebook.com/gotoitaly2017/
より身近なイタリア情報を写真、動画で日々更新中