【Go to Italy~旅する食するイタリア~】
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させていただいておりますイタリア美食旅ライターのEtsukoです♡
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病弱な王子さまのために作られた逸話
細長い棒状のパン、Grissini(グリッシーニ)。
イタリアではレストランやトラットリアのテーブルにセットされていることが多いです。
サクサクした食感がスナックのようで、ワイン飲みつつ進みます。
日本でもグリッシーニを提供されているレストランが、今は多いですね。
イタリア国内のスーパーで売られているので、自宅用やお土産にもいいですね。
さて、グリッシーニはピエモンテ州発祥のパン。
昔々からあるパンではなく、ある人のために作られたパンなのです。
それは、サヴォイア家の王子 ヴィットーリオ・アメデーオ2世(Vittorio Amedeo II)のため。
王子は幼少の頃、病弱で食が細かったため、
食べやすいように健康を気遣って作られたのがグリッシーニだと言われています。
*サヴォイア家は、現在のピエモンテ州 トリノ一帯を治めていました。
Breadsticks (grissini) with extravirgine olive oil
グリッシーニはいつ出来た?
グリッシーニ誕生には、王室の希望がいくつかありました。
・食の細い王子様が食べやすいように
・消化がよくて水分が少なく、腐りにくいもの
クリアするには、なかなかハードルが高いご希望!
このパンを仕上げるため、職人さんが何度も何度も試作したのでしょうね。
そうして誕生したグリッシーニ。
では、いつグリッシーニなるパンが出来たのか?
ヴィットーリオ・アメデーオ2世は1665年生まれ。
と、言うことは、
グリッシーニは1600年代後半からあるということになりますね。
*ヴィットーリオ・アメデーオ2世は、その後シチリア王、サルデーニャ王となるお方。
味、食感は?
パンと言っていいのかしらと思うくらいのサクサク感!
ほんのり塩気もあって、スナック菓子のようで食べやすい。
ある意味、こちらもオリジナリティ溢れていると思いませんか?!
食感といい、細長い形状といい。
(他の地域にグリッシーニに似たパンはありません)
一次発酵のみで焼けるので、二次発酵がない分時間的にも短縮されて
他のパンに比べると短い時間で焼けますね。
【グリッシーニをアレンジ】
そのままいただくのでも美味しいですが、
生ハムをくるくると巻きつけて、
スパークリングワインや、赤・白ワインと一緒にいただくのもおすすめです。
生ハムの種類を変えて、お試しくださいませ~。

Grissini
★手作りグリッシーニ
Breadsticks (grissini) with extravirgine olive oil
★ピエモンテ州産ワイン
ランゲ ネッビオーロ ナティーヴォ 2018
ロベルト サロット 赤 750ml ¥2,101
★旅名人ブックス14
トリノ/北西イタリア/サヴォワ地方3版 (日本語) 単行本
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