【Go to Italy ~旅する食するイタリア~】
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イタリア旅と、郷土料理ライターのEtsukoです♡
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料理にアクセント!南イタリアのカラブリア州「唐辛子ジャム」
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唐辛子ジャム
イタリア全土で20州、縦に長く海を三方に囲まれた地形は、
各州ごとに名産品がちりばめられています。
今回はイタリア半島の南端で、
目の前はシチリア島というカラブリア州の名物品をご紹介です。
カラブリアは、イタリア半島をブーツに例えるとつま先部分にあたります。
場所のイメージ湧いたかな?
イタリア国内で「辛い」名産品といえば唐辛子。主な原産地がカラブリア州なのです。
唐辛子入りのサラミ「ンドゥイヤ」が有名ですね。
他には唐辛子入りチョコレートも!
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親しくさせていただいている素敵シィニョーラから、
おすそわけでカラブリア産の唐辛子ジャムをいただきました。
瓶のラベルには、
「Dolcezza di peperoncini」とその下に「piccante」と記載されています。
それぞれの意味は、
Dolcezza は甘味、甘さ
peperoncinoは、唐辛子
piccanteは、辛い、刺すような、鋭い
つまりは、唐辛子の甘味ジャム(だけど辛いよ!)というところですね。
唐辛子ジャムの魅力は、何と言ってもクセになる辛さ
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カラブリア州 唐辛子ジャム
唐辛子の甘味ジャム(だけど辛いよ!)って、結局のところどういう味なの?
辛い?甘い?
一口少量を味見すると、
最初に来るのは強めの「甘味」。
その後すぐに「辛さ」がピリピリと1、2秒、その後舌にじわじわ、
その後は刺すように強いビリビリーッと来ます!
ごく少量でもその辛さ、数十秒間持続します。辛ーい!!
が、しかし。
その強い辛さが治まると、ふと恋しくなり。また少しジャムが欲しくなる。
「クセ」になる味わいジャムです。
辛いの好きな人にはおすすめです。
唐辛子ジャム、お肉、野菜料理にも合います
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唐辛子ジャムは、焼いたお肉のアクセントに
辛いジャム、何に使ったらいいの?
これね、お菓子やパンに使うのではなく、料理のアクセントにぴったり。
肉は、シンプルにさっと塩で焼いた豚肉にトッピング。
【料理メモ】
唐辛子の辛さがあるので、豚肉を焼く時は塩だけにして。
唐辛子を使う時は「胡椒」は使わないで焼いてね。
なぜなら、
料理に辛味を加えるのは、胡椒か?唐辛子か?そのどちらかだから。
甘酸っぱい「カポナータ」にも唐辛子ジャム
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カポナータに唐辛子ジャム
シィニョーラからジャムと一緒にいただいたカポナータにも合いそう!と思い、
パンにカポナータのせて、唐辛子ジャムをちょっぴりトッピング。
ビネガーで味付けしているカポナータに、ピリッとした辛さが「合います」!
甘酸っぱい野菜の煮込み、辛味が強い甘唐辛子ジャム。
甘いといっても、その種類は違います。
「酸味」の甘さ vs 「辛味」の甘さ、このバランスがいい。
他には、
唐辛子とガーリックで作る究極のシンプルパスタ
「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」にも、アクセントにちょっとだけ混ぜてみたいな。
甘味が主張しない程度に、ちょっとだけ足す。
料理名、イタリア語で書くと材料がそのまま料理名になっているという(笑)
aglio olio peperoncino
にんにく・オイル・唐辛子
唐辛子の歴史
唐辛子の原産地は中南米と言われ、その起源は紀元前8000~7000年と考えられています。
ナス科で果実の部分を食します。
紀元前7000年には南米メキシコやペルーなどで、
すでに栽培されていたと言われています。
料理に「辛味」を与えるものとして唐辛子は使われるわけですが。
辛味を与える調味料といえば、他には胡椒があります。
でも、胡椒は大航海時代に輸入品で高級食材だったのです。
この唐辛子、交配しやすく新種もできやすいうえ、
種をまけばどこでも育つので、カラブリアに根づいて
あっという間に庶民の「辛味」の調味料となったのでした。
唐辛子の辛み成分はカプサイシン。
ナス科の野菜でビタミンも豊富。
大量に摂ると胃が炎症を起こす可能性があるので、
量を多く摂れませんが
脂肪を燃焼、体温上昇や、疲労回復、食欲増進の働きを持っています。
カラブリア州は、産地というだけあって唐辛子を使う料理が他の州より多いです。
ジャム、チョコレート、発酵しらす、パテ、サラミ等。
お試しあれ!
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