Facebook にシェア
LINEで送る

【Go to Italy ~旅する食するイタリア~】

ご訪問ありがとうございます。
イタリア旅と、郷土料理ライターのEtsukoです♡

*当ブログ内の写真、文章の転用を禁じます。

 

料理にアクセント!南イタリアのカラブリア州「唐辛子ジャム」

唐辛子ジャム

 

イタリア全土で20州、縦に長く海を三方に囲まれた地形は、
各州ごとに名産品がちりばめられています。

今回はイタリア半島の南端で、
目の前はシチリア島というカラブリア州の名物品をご紹介です。

カラブリアは、イタリア半島をブーツに例えるとつま先部分にあたります。
場所のイメージ湧いたかな?

イタリア国内で「辛い」名産品といえば唐辛子。主な原産地がカラブリア州なのです。
唐辛子入りのサラミ「ンドゥイヤ」が有名ですね。
他には唐辛子入りチョコレートも!

 

<イタリア カラブリア産>ペペロンチーノ【25g】
画像をクリックで、詳細はAmazonへ

 

親しくさせていただいている素敵シィニョーラから、
おすそわけでカラブリア産の唐辛子ジャムをいただきました。

瓶のラベルには、
「Dolcezza di peperoncini」とその下に「piccante」と記載されています。

それぞれの意味は、

Dolcezza は甘味、甘さ
peperoncinoは、唐辛子
piccanteは、辛い、刺すような、鋭い

つまりは、唐辛子の甘味ジャム(だけど辛いよ!)というところですね。

 

 

唐辛子ジャムの魅力は、何と言ってもクセになる辛さ

カラブリア州 唐辛子ジャム

 

唐辛子の甘味ジャム(だけど辛いよ!)って、結局のところどういう味なの?
辛い?甘い?

一口少量を味見すると、

最初に来るのは強めの「甘味」。
その後すぐに「辛さ」がピリピリと1、2秒、その後舌にじわじわ、
その後は刺すように強いビリビリーッと来ます!

ごく少量でもその辛さ、数十秒間持続します。辛ーい!!

が、しかし。
その強い辛さが治まると、ふと恋しくなり。また少しジャムが欲しくなる。
「クセ」になる味わいジャムです。

辛いの好きな人にはおすすめです。

 

唐辛子ジャム、お肉、野菜料理にも合います

 

唐辛子ジャムは、焼いたお肉のアクセントに

 

辛いジャム、何に使ったらいいの?
これね、お菓子やパンに使うのではなく、料理のアクセントにぴったり。

肉は、シンプルにさっと塩で焼いた豚肉にトッピング。

【料理メモ】
唐辛子の辛さがあるので、豚肉を焼く時は塩だけにして。

唐辛子を使う時は「胡椒」は使わないで焼いてね。
なぜなら、
料理に辛味を加えるのは、胡椒か?唐辛子か?そのどちらかだから。

 

 

甘酸っぱい「カポナータ」にも唐辛子ジャム

 

カポナータに唐辛子ジャム

 

シィニョーラからジャムと一緒にいただいたカポナータにも合いそう!と思い、
パンにカポナータのせて、唐辛子ジャムをちょっぴりトッピング。

ビネガーで味付けしているカポナータに、ピリッとした辛さが「合います」!
甘酸っぱい野菜の煮込み、辛味が強い甘唐辛子ジャム。

甘いといっても、その種類は違います。
「酸味」の甘さ vs 「辛味」の甘さ、このバランスがいい。

他には、
唐辛子とガーリックで作る究極のシンプルパスタ
「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」にも、アクセントにちょっとだけ混ぜてみたいな。
甘味が主張しない程度に、ちょっとだけ足す。

料理名、イタリア語で書くと材料がそのまま料理名になっているという(笑)
aglio olio peperoncino
にんにく・オイル・唐辛子

 

唐辛子の歴史

唐辛子の原産地は中南米と言われ、その起源は紀元前8000~7000年と考えられています。
ナス科で果実の部分を食します。

紀元前7000年には南米メキシコやペルーなどで、
すでに栽培されていたと言われています。

15世紀以降、大航海時代に南米からイタリアへ渡ってきました。

料理に「辛味」を与えるものとして唐辛子は使われるわけですが。

辛味を与える調味料といえば、他には胡椒があります。
でも、胡椒は大航海時代に輸入品で高級食材だったのです。

この唐辛子、交配しやすく新種もできやすいうえ、
種をまけばどこでも育つので、カラブリアに根づいて
あっという間に庶民の「辛味」の調味料となったのでした。

【辛さのもとは?】
唐辛子の辛み成分はカプサイシン。
カプサイシンが、舌の神経を刺激して辛みとして作用しています。
【唐辛子の効能は?】
ナス科の野菜でビタミンも豊富。
大量に摂ると胃が炎症を起こす可能性があるので、
量を多く摂れませんが
脂肪を燃焼、体温上昇や、疲労回復、食欲増進の働きを持っています。

カラブリア州は、産地というだけあって唐辛子を使う料理が他の州より多いです。
ジャム、チョコレート、発酵しらす、パテ、サラミ等。
お試しあれ!

★イタリア産 生唐辛子ペースト 90g
生ペペロンチーノペースト Crema di Peperoncini

 

 

<イタリア カラブリア産>ペペロンチーノ【25g】
画像をクリックで、詳細はAmazonへ

===============================

★LINEトラベルjp・ナビゲーター
https://www.travel.co.jp/guide/navigtr/1026/
選りすぐりのイタリア満喫スポット、お土産、郷土料理、ワイナリー、
チーズ工場、アグリツーリズモ等をご紹介中!

★Italia Press-Blogにて【理由はなくてもイタリアが好き♡】
http://etsuko-ciao.italia-giappone.link/
ガイドブックにはないイタリアの穴場な町をご紹介しています。

★Facebookページ【Go to Italy 旅する食するイタリア】
https://www.facebook.com/gotoitaly2017/
より身近なイタリア情報を写真、動画で日々更新中

Facebook にシェア
LINEで送る