【Go to Italy~旅する食するイタリア~】
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させていただいておりますイタリア美食旅ライターのEtsukoです♡
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静かなパスクアを迎えて
いつになく静かなパスクアをイタリアは迎えていました。
2020年のパスクアは4月12日(日)。
いつもは、家族、親族が集まりにぎやかなランチタイムを過ごします。
今年は外出制限のため、同じ屋根の下に住む家族のみでのパスクア。
パスクアのシンボル、卵、鳩をテーブルに飾って。
パスクアの日はアバッキオをいただく
この日のメインはアバッキオ(abbacchio)子羊です。
生後3~6か月の草を食べる前の、ミルクだけで育ったいわゆる乳飲み子。
お肉は、ほんのりミルクの香りが感じられる柔らかな肉です。
ところで、羊の出産ラッシュは2月から4月の間。
赤ちゃん仔羊の全てが食卓行きとなるのではありません。
メスは将来子供を産んでくれるので、生き長らえる一方、
オスの仔羊は、食卓行きとなるのです。
なぜ羊なのか?
馬でも牛でもいいじゃないか?と思う方もいるかもしれませんね。
キリスト教では、仔羊は「自己犠牲」と「キリスト」を表すと動物と言われています。
そのため、
パスクア(復活祭)の日には、仔羊を食べてキリストと一体化するのだそうです。
アバッキオの付け合わせはポテトが定番です。
ローマでパスクアの日に食べるパン「ピッツァ・ディ・パスクア」
仔羊の他にも、パスクアの日に食べるパンとして
「ピッツア・ディ・パスクア(pizza di pasqua)」があります。
ピッツアといっても、丸く焼かれたあのピザではありません。
名前はピッツアですが、見た目にパネトーネみたいです。
材料は小麦粉、ペコリーノ・ロマーノ、パルミジャーノレッジャーノで食事系パン。
決め手はペコリーノ・ロマーノの塩気。
ローマ、ラツィオ州、ウンブリア州、アブルッツォ等の
中部イタリアでパスクアに食べる習慣があります。
ピッツア・ディ・パスクアと一緒にサラミをいただきます。
実は、この食事系の他にも
甘いピッツア・ディ・パスクアもあります。
甘口タイプは、マルサラ酒、ラム酒、アニス酒を入れて作ります。
パスクアの伝統菓子「コロンバ」でしめくくり
さて、仕上げのドルチェ登場です!
鳩をモチーフとした伝統菓子「コロンバ(colomba)」です。
コロンバについては下記の記事に詳しく記載しましたので、ご覧下さいね。
伊パスクアの伝統菓子「コロンバ」は平和のシンボル
パン生地は2層、上はメレンゲ生地にアーモンドが飾られています。
静かなパスクア、次回は賑やかな例年通りのパスクアとなりますように。
★最後はなぜかうまくいくイタリア人
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★「甘くて、にがくて、深い 素顔のローマへ」
著者:水谷 渚子
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下記サイトにてイタリア国内の旅記事を書かせていただいております。
あわせてご覧くださいませ。
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