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【Go to Italy~旅する食するイタリア~】

ご訪問ありがとうございます。
イタリア旅のおすすめと、美味しいものナビゲーションを
させていただいておりますイタリア美食旅ライターのEtsukoです♡

*当ブログ内の写真、文章の転用を禁じます。

 

パスクア(Pasqua)は、イタリアで数ある行事の中で、大切な行事の一つ。
英語圏ではイースター(復活祭)と言われています。

パスクアに関するお話をいくつか書いてみました。

既にご存じの方にとっては知っていることばかりかもしれませんので、
復習がてらにさらりと読んでいただけたらと思います♡

 

まずは、パスクア(復活祭)って?!

復活祭は、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを
記念・記憶する、キリスト教において最も重要な祭。
Wikipedia

イエス・キリストが十字架の上で亡くなって、
その3日後に復活した日を祝うお祭りがパスクア(復活祭)です。

カトリック教徒が大半のイタリアでは、
ナターレ(クリスマス)が終った後の ビックイベントともいえるでしょう。
そのため、帰省して家族とともにのんびりと過ごす人もいます。

ただ、ちょっと面白いなぁと思うのは、
このビックイベント、毎年日にちが変わるのです。そう、移動祝日日なんです!

 

パスクアは移動祝日日。その翌日はパスケッタ。

パスクワは毎年移動します。いつも「今年は何日だっけ」と確認しています。

ちなみに
2022年は4月17日(日)
2021年は4月4日(日)
2020年は4月12日(日)
2019年は4月21日(日)
2018年は4月1日(日)
2017年は4月16日(日)
2016年は3月27日(日)
2015年は4月5日(日)でした。

3月下旬だったり、4月中旬だったりで、随分移動し過ぎ。
なんでこんなに幅があるの?と思いましたが、

この移動日には決まりがあり、
「満月の春分の後の、最初の満月の次の日曜日」と、一見わかりにくい(笑)

この決まりは、西暦西暦325年の『ニケーア公会議』によって定められたそう。
でも必ず、日曜日にパスクアの日と決まっています。

さらに、パスクアの翌日も続きがあります。

その翌日の月曜日にはパスケッタ(pasquetta、小復活祭の意)で、
こちらも祝日なんですね。

いつもはパスケッタの日には、
ピクニックをしたりバーベキューをして過ごすことが多いです。

 

名前の由来は?

ところで、パスクアという名前の由来にはいくつか説があるようです。

・ギリシャ語のパスカ Π?σχα
・ユダヤ教(ヘブライ語)のぺサハ Pesach

ヘブライ語のぺサハから、ギリシャ語、ラテン語へと伝わっていったようで、
その過程でパスクアになったとか。

パスカ、パスクア、パックと呼び名も色々。
*読み方、発音には揺れがあるかもしれません

 

パスクア前のショーウィンドウ

 

 

パスクア当日、何をする?何を食べる?

これ、地方によっても違うのかな?と思い、
北、南それぞれ出身の違うイタリア人友達数人に聞いてみました。

当日は、何をしているのか?何を食べているのか?

すると、

●北(ピエモンテ州、ロンバルディア州)の友達は、
「パスクアの日は、家族で外食だよ」
「家族みんなでランチする」
「前は羊を食べていたけど、今は以前ほどじゃないな。」

中には、「BBQするよ」という声もありました。
あら?それ翌日のパスケッタにするんじゃなくて?と思いましたが(笑)

●南(アブルッツォ州、プーリア州)の友達は、
「そうだなぁ…。家でのんびりして、ママの料理食べるよ」
「とにかく食べるし飲むよ(笑)」
「スパゲッティとか、子羊とか。」
「プーリアではオレキエッテは普段食べているから、パスクアの日は別なパスタ食べるよ。」

ちなみに別なパスタって何?と質問したところ
「え?ラザニア。でも、地方によってパスクアに食べるモノ違うんじゃないかな?」

 

【パスクアの日の仔羊】

そうは言っても、北も南も、仔羊を食べるのは共通。
「なぜパスクアに仔羊なのか?」といいますと。

仔羊は、神様への生贄として捧げられてきたから。
そのような経緯もあり、パスクアの定番料理なんですね。

時間をかけてゆっくり沢山料理をいただいて、その後にドルチェ。
家族みんなで食事して過ごすのは、全国共通。
それ以外は、数人にインタビューしたところ
パスクアの日は「〇〇して過ごす」という決まりは
あまりないようでした。

パスクアにて

 

あの島は「パスクア島」だった?!

ところで、世界のミステリーと言われている最果ての島。
巨大な人面像が建ち並ぶ、あの島。

そう、「イースター島」です。

イースター島は、
なぜイースター島という名前で呼ばれるようになったのでしょう?
これにはある人物が関わっています。

オランダの海軍提督で探検家のヤーコブ・ロッヘフェーンが、
オーストラリア大陸を求めて3隻の艦隊で、半年以上かけて南下していったところ
ある島を発見したのです。

ヤーコブ・ロッヘフェーンが発見した当時、
島の人々は槍も棍棒も持っていなかったそうです。
彼は日誌にこのように残しています。

「彼らが望めばイースター島は地上の楽園ともなりうるだろう。
槍も棍棒も持っていない。彼らは平和的な人々だった。」

島が発見された日はイースター(復活)だったのです。
ヤーコブ・ロッヘフェーンは、この島を「イースター島」と名付けました。
1722年4月5日のことでした。

島はこの後、奴隷商人の標的となり悲しい歴史をたどっていきます。

さらにもう一つ。
イースター島の正式名称はスペイン語で「Isla de Pascua」、
つまり「パスクア島」というのです。

パスクア島!!

復活祭の日に発見された「パスクア島」で、
パスクアの日を迎えてみたいですね。

パスクアでは、卵型のチョコレートもお忘れなく!

 

★ネスレ アルピーノ
イースターエッグ

 

パスクアのチョコレート

 

 

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下記サイトにてイタリア国内の旅記事を書かせていただいております。
あわせてご覧くださいませ。

★LINEトラベルjp・ナビゲーター
https://www.travel.co.jp/guide/navigtr/1026/
選りすぐりのイタリア満喫スポット、お土産、郷土料理、ワイナリー、
チーズ工場、アグリツーリズモ等をご紹介中!

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http://etsuko-ciao.italia-giappone.link/
ガイドブックにはないイタリアの穴場な町をご紹介しています。

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