【Go to Italy 旅する食するイタリア】
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イタリア旅と郷土料理ライターのEtsukoです♡
イタリア各地に訪れると、もれなく名物お菓子に出合います♡
ラツィオ州 ローマ発祥と言われる
ローマっ子が大好きなMaritozzo(マリトッツォ)について。
ローマ通な人達に人気の生クリームたっぷりの甘いパン。
ローマでは、朝ごはんにBarでいただきますよ。
甘い味にふさわしいロマンチックな由来あり?!
私が最初にマリトッツォを知ったのは、イタリア語のレッスン中。
もう、何年前かしら。
先生がパン屋の友達から試作で沢山もらったそうで、マリトッツォをおすそ分けしてくださり
この甘い魅惑なパンのことを知ったのでした。
甘ーいふわふわ生クリームとパンのコンビネーションが、とっても美味しい!
すぐファンになりました。
いつからこのパンはあるのだろう?
マリトッツォ(Maritozzo)の起源や由来を調べてみると
いくつかの説がヒットしました。
★イタリア語のMarito(マリート)から来ている?
イタリア語でMarito(マリート)は夫を意味します。
未来の妻となる女性(婚約者)が、
未来の夫(marito マリート)から受け取るという
甘いお菓子にぴったりな、ロマンチックな説。
★Maritoが寝ている妻のために?
Marito(マリート)が、ベットでまだ寝ている妻のために、
朝食用に甘いパンを買いに走ったとか…。
そこからこのパンの名前がMaritozzoになったという説。
★イタリア菓子図鑑 お菓子の由来と作り方:
伝統からモダンまで、知っておきたい
イタリア郷土菓子107選 単行本
古代ローマ時代からあった?
調べてみると、その他にもありました。
★Maritozzoは古代ローマ時代からあった?
さかのぼること古代ローマ時代。
男性達が結婚したい女性に、Maritozzoを贈る習慣があったそう。
当時のパンは干しブドウと蜂蜜が入ったパン。
さらに、もう一つの説も見つけました。
★四旬節(quaresima クアレジマ) の食べ物として作られた?
中世時代、パン屋さんでカトリック教会の四旬節(quaresima クアレジマ) の食べ物として
売られていたそう。
(*四旬節 quaresimaとは、復活祭前の40日の準備期間のこと)
この四旬節の40日間は肉食を断つ期間で、
禁欲生活をしていた時に、ローマで作られるようになったお菓子がMaritozzoという説。
いづれも、夫である男性側から、女性に贈られていたようですね♡
ああ、こうして書きながらも
写真見ているだけで食べたくなってきました(笑)
★イタリア菓子図鑑 お菓子の由来と作り方:
伝統からモダンまで、知っておきたい
イタリア郷土菓子107選 単行本
マリトッツォは午前中、遅くても昼過ぎまで
マリトッツォは、生クリームをたっぷりはさんで売られています。
生クリームが時間と共に、フレッシュさが薄れてだれてしまうので、
午前中、遅くても昼までに売れきれることが多いです。
最初はそれを知らずに、午後マリトッツォを買いに出かけたら、
バール、パン屋さんを3、4軒はしごして
「マリトッツォ?もうないよ。」と言われ、
その日、どうしても食べたくて最後に行ったバールで、
バリスタさんが「ミニサイズなら作ってあげる」と言って作って下さり
やっと思いが成就した!という出来事がありました。
以来、マリトッツォ入手は午前中のものと思っています。
ローマを訪れた時は、
バールでマリトッツォを朝ごはんで食べるのがおすすめです!
マリトッツォは、お店により形とクリームに違いあり。
マリトッツォはお店によって、
パン、生クリームの盛り付け方、クリームに若干違いがあります。
テルミニ駅から徒歩10分ほどの「レーゴリ」のマリトッツォがおすすめです。
レーゴリは、Barとお菓子屋さんが隣同士で経営。
マリトッツォはレギュラーサイズと、ミニサイズがあり、
お菓子屋さんだけに、さすがコーティングがきれいです。
取材をさせていただいたので、下記の記事を良かったらご覧下さい!
店内にマリトッツォの写真や、イタリアンドルチェの数々を掲載しています。
【ジェラートだけじゃない!絶品ドルチェとバールはローマの老舗「レーゴリ」へ】
https://www.travel.co.jp/guide/article/37959/
下記の写真は「レーゴリ」のマリトッツォです。
他にも、こちらでマリトッツォを写真でご確認されてくださいね。
ローマ市内のいくつかのお店が掲載されています。
↓ ↓
Dove mangiare i maritozzi con la panna a Roma(イタリア語)
レーゴリ【Pasticceria Gelateria Regoli】の基本情報
住所:Via dello Statuto, 60, 00185, Roma
電話番号:+39-06-487-2812
営業時間:6:30 – 20:20
*休業日、営業時間は念のため店舗へ直接ご確認下さい。
★甘くて、苦くて、深い素顔のローマへ
最新版(旅のヒントBOOK)日本語(単行本)2020/7/28
★暮らすように旅するフィレンツェ/トスカーナ:
おいしいものと素敵なところの旅手帖 (単行本)
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下記サイトにてイタリア国内の旅記事を書かせていただいております。
あわせてご覧くださいませ。
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